1913年10月15日 水曜日
自分のすぐ身の回りに霊の世界が存在する事を知らない人間に死後の存続と死後の世界の現実味と愛と美を説明するとしたら、あなたなら何から始められますか。多分第一に現在のその人自身が不滅の霊である事を得心させようとなさる事でしょう。
そしてもしそれが事実だったら死後の生活にとって現在の地上生活が重大な意味をもつ事に気づき、その死後の世界からの通信に少しでも耳を傾けようとする事でしょう。何しろその世界は死というベールをくぐり抜けた後に例外なく行き着くところであり、否応(いやおう)なしに暮さねばならないところだからです。
そこで私たちは、もし地上の人間が今生きているその存在も実在であり決して地上限りの果敢(はか)ないものではない事を理解してくれれば、私たちのように身をもって死後の生命と個性の存続を悟り、同時に地上生活を正しく生きている人間には祝福が待ち構えている事を知った者からのメッセージを、一考の価値あるものと認めてくれるものと思うのです。
さて、その死の関門をくぐり抜けてより大きい自由な世界へと足を踏み入れた人間が、滞(とどこお)りなく神の御国での仕事に勤(いそ)しむ事になるのは何でもない事のようで、実はただ事ではないのです。
これまで私たちは地上生活と死後の世界との因果関係について多くのケースを調べてみて、地上での準備と自己鍛錬の重要性はいくら強調しても強調しすぎる事はないという認識を得ております。多くの人間は死んでからの事は死んでからで良いと多寡(たか)をくくっておりますが、イザこちらへ来てみるとその考えが認識不足であった事に気づくのです。
– 今お書きになっているのはどなたですか。
あなたの母親と霊団の者です。アストリエル様は今夜はお見えになっておりません。またいつかお出でになるでしょう。霊団と共に通信に来られた時はお知らせします。では話を続けましょう。“橋”と“裂け目”の話は致しました…
– ええ聞きました。それよりもアーノル様のコロニーでの体験と、あなたの本来の界へ戻られてからの事はどうなりました。他に面白いエピソードはもう無いのですか。
いろいろと勉強になり、知人も増え、お話した事より遥かに多くを見学したという事以外に申し上げる事はありません。それよりも是非あなたにお聞かせしたいと思っている事があります。あのコロニーでの話を続けてもいいのですが、これも同じように為になる話です。
“裂け目”と“橋” – 例の話を思い出して下さい(1章4 光のかけ橋 参照)その橋 – 地上の橋と少し趣が異なるのですが引き続きそう呼んでおきます – が暗黒界から延びてきて光明界の高台へ掛るあたりで目撃したエピソードをお話しましょう。
私たちがそこへ派遣されたのは恐ろしい暗黒界から脱出して首尾よくそこまで到達する1人の女性を迎えるためでした。その方は“光”の橋を渡ってくるのではなく“裂け目”の恐怖の闇の中を這い上がってくるというのです。私たちにはもう1人、すぐ上の界から強力な天使様が付いて来て下さいました。
特別にこの仕事を託されている方で、首尾よく救出された霊が連れて行かれるホームを組織している女性天使団のお1人でした。
– お名前を伺いたいのですが。
ビーニ…いけません。出てきません。後にしましょう。書いているうちに思い出すかも知れません。到着してみると谷を少し下った岩だらけの道に1個の光が見えます。どなたか男性の天使の方がそこで見張っている事が判りました。やがてその光が小さくなり始め谷底へ下りて行かれた事を知りました。
それから少しすると谷底から上に向けて閃光が発せられ、それに呼応して“橋”にいくつか設けられている塔の1つから照明が照らされました。それはサーチライトに似てない事もありません。それが谷底の暗闇へ向けられ1点をじっと照らしています。
するとビー…、私たちに付いて来られた天使様が私たちに“しばらくここにいるように”と言い残してその場を離れ、宙を飛んで素早く塔のてっぺんへ行かれました。次の瞬間その天使様の姿が照明の中に消えて失くなりました。仲間の1人が天使様が光線に沿って斜めに谷底へ下りて行くのを見かけたと言います。
私には見えませんでしたが間もなくその通りだった事が判明しました。ここで注釈が要りそうです。その照明は見え易くするためのものではありません。(高級霊は自分の霊眼で見えますから)その光には低級界の陰湿な影響力から守る作用があるのです。
最初に谷底へ下った霊から閃光が発せられ、それに呼応して常時見張っている塔から照明が当てられたのも、そのための合図だったのです。私には判りませんでしたが、その光線には生命とエネルギーが充満しており – これ以上うまい表現が出来ません – 谷底で援助を必要としている霊のために発せられた訳です。
やがて2人の天使が件(くだん)の女性霊を連れて帰って来られました。男の天使の方は非常にお強い方なのですが、疲れ切ったご様子でした。後で聞いたところによりますと、途中でその女性霊を取り返そうとする邪霊集団と遭遇したのだそうで、信号を送って援助を求めたのはその時でした。
お2人はその女性霊を抱きかかえるようにして歩いて来ましたが、その女性は光の強さに半(なか)ば気絶しかかっておりました。それを気遣いながら塔へ向けてゆっくりと歩いて行かれました。
私にとってこんな光景は初めてでした。もっとも似たような体験はあります。例の色とりどりの民族衣装を着た大集団が集結した話(1章5 キリスト神の“顕現” 参照)をしましたが、今度の光景はある意味ではそれよりも厳粛さがありました。
というのは、あの光景はただただ喜びに溢れておりましたが、今目の前にした光景には苦悩と喜びとが混ざり合っていたからです。3人はついに橋に辿り着き、そこで女性霊は建物の一室に運び込まれ、そこで十分に休養を取り回復したあと私たちに引き渡されたのでした。
この話は私たちにとって新しい教訓が幾つかあり、同時にそれまでは単なる推察に過ぎなかったものに確証を与えてくれたものが幾つかあります。そのうちの幾つかを挙げてみましょう。
まず、女性霊を救出した2人の天使を見れば判る通り、霊格の高い天使が苦しみを味わう事が無いかのように想像するのは間違いだという事です。現実に苦しまれるし、それも度々あるのです。邪悪な霊の住む領域に入ると天使も傷(や)られます。
ならば、その理屈でいくと邪霊集団が大挙して押し寄せれば全土を征服できそうに思うのですが、光明と善の勢力の組織がしっかりしていて且つ常に見張っておりますので現実にそうした大変な事態になった話を聞いた事がありません。しかし彼らとの闘いは事実“闘い”なのです。
しかも大変なエネルギーの消耗を伴います。これが第2の教訓です。高級霊でも疲労する事があるのです。がその苦痛も苦労も厭(いと)わないのです。逆説的に聞こえるかも知れませんが、高級霊になると必死に救いを求める魂の為に自分が苦しみを味わう事に喜びを感じるものなのです。
また例の照明の光 – エネルギーと活力の光線とでも言うべきかも知れません – の威力は強烈ですから、何かで光を遮断してあげなかったら女性霊は危害を被ったはずです。あのように光に慣れない霊にとってはショックが強すぎるのです。
さらにもう1つ。その光線が暗闇の地帯の奥深く照らされた時、何百マイルもあろうかとおもえる遠く深い谷底から叫び声が聞こえてきました。それは何とも言えない不思議な体験でした。
と言うのは、その声には怒りもあれば憎しみもあり、絶望の声もあり、はたまた助けとお慈悲を求める声も混じっていたのです。それらが混ざり合ったものが至る所から聞こえてくるのです。
私にはそれが理解できないので、後で件(くだん)の女性霊を待っている間にビーニックス Beanix – こう綴るより他ないように思えますのでこれで通します。綴ってみるとどうもしっくり来ないのですが – その方に何の叫び声でどこから来るのかお聞きしました。
するとビーニックス様は、それはよくは知らないが霊界にはそうした叫びを全部記録する装置があって、それを個々に分析し科学的に処理して、その評価に従って最も効果的な方法で援助が差し向けられるとの事でした。
叫びの1つ1つにその魂の善性または邪悪性が込められており、それぞれに相応(ふさわ)しいものを授かる事になる訳です。件の女性をお預かりした時、私たちはまずは休養という事で、心の安まる雰囲気で包んであげるよう心掛けました。そして十分に体力が回復してから用意しておいたホームへご案内しました。今もそこで面倒を見てもらっています。
私たちはその方に質問は一切しませんでした。逆にその方から2、3の質問がありました。何とあの暗黒界に実に20年以上も居たというのです。地上時代の事は断片的にしか聞いておらず、1つの話につなげられるほどのものではありません。
それに、そんな昔の体験をいきなり鮮明に思い出させる事は賢明ではないのです。現在から少しずつ遡って霊界での体験を一通り復習し、それから地上生活へと戻ってこの因果関係 – 原因と結果、タネ蒔きと収穫 – を明確に認識しないといけないのです。
今日はこの程度にしておきましょう。ではさようなら。神の祝福と安らぎを。アーメン。
「あなたに悲しみの光を」悲しみでイイから事態を進展させてくれ、閉じ込めは許さぬ(祈)†
「我々はアキトくんを守ってあげようとしているんだよ」そう言いたいのでしょうが「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁に四肢切断、強姦殺人され続けている奴隷の女の子を目の前にしてそのセリフを言ってもらっていいですか。「目の前にある恐ろしいものを」これも僕が日本の中心に行ったらそういうモノに直面させられるのだそうです。イヤ、だから、そう言うんだったらあんたたちはそもそも僕になんでこの使命遂行をやらせたんだよ。物質界の邪悪を滅ぼすつもりがないんだったら今すぐ僕の人生を元に戻せ。霊的知識を獲得する事の効用のひとつに「物質界に恐れるものがなくなる」というものがありますが、僕は物質界の邪悪な人間に対しても何ら恐怖心を抱く事はありません。僕を脅しているその邪悪な人間の霊格が僕よりはるかに低く、帰幽後に地獄の底の底に落ちていく人間だという事を知っているので、その人間に対して恐怖は抱かず憐れみを感じるのです。(後なるものが先に)…続きを読む→
「地上とのつながりがすでに無くなっていた」これは僕への最大級の脅し文句です(祈)†
僕の予測ですが(これが正解だと思ってます、最悪の正解ですが)霊界側はもう何もしない、このまま僕を閉じ込め続ける事だけを考えている、交霊会も実は全然やる気がないのではないか、という気さえしています。事実全然やってないじゃないですか。インスピレーションだけを徹底的に降らせて、あとは僕にテキスト撃たせて拡散させる、それが霊界側としてはいちばんカンタン、ラク、消費パワーが少なくて済む、物質圏付近に降下する犠牲的作業をせずに済む、その霊界側にとって犠牲の少ない方法(インスピレーションのテキスト化)で十分に成果を上げているので、それで霊団は「ラクだから大好き大好き♪」とムカつく事を言ってくるのではないか、などと思ったりもするのです。霊界高級霊の方々が犠牲的降下をせずにインスピレーションという霊にとってのごく自然かつ通常の通信方法で仕事をおこなえる僕という「霊の道具」をできるだけ長く物質界に閉じ込めておケツひっぱたいてこき使うつもり、これが霊団側の真相なのではないか…続きを読む→