【5/27】霊界通信 イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者 19 聖都への旅行計画
長い辛い時期であったが、ヨセフは爪に火をともすような暮らしの中から小銭を貯めていった。わずかばかりであったが、これだけあれば何とか目的が達成されると思った。彼の目的は、マリヤを連れて聖都エルサレムに行き、過越祭に参加することであった。
この2年間というものはその願いが果たせず、イエスの下に生まれた弟妹たちを養育するのに馬車馬のように働き通した。幸いなことに、彼が造った彫り物が例の異邦人の目にとまり、なにがしかのお金をもらったので3人分の旅費ができたのである。
イエスは体の傷もなおり、ようやく歩いて話せるようになったのでマリヤはイエスに語ってきかせた。イエスが生まれたとき、エルサレムの神殿に行き、そこで大いなる栄光を体験したことなどを語った。エルサレム行きが叶いそうになったので、彼女は言った。
「これは神様の思し召しよ。イエスが祝福を受ける年齢に達したからお前もいっしょにでかけましょうよ!!そうしたらきっと隣近所の人たちもお前を見直して、もう白眼で見られなくなり、友だちができるかもしれないね」ヨセフは反対してマリヤに言った。
「とんでもないよ、今度はトマスをエルサレムにつれていく番さ」仕事場で木工作業をしていたトマスは、ヨセフが大声をはりあげているのを聞いていた。マリヤは言った。
「トマスは年下です。この次にしましょうよ」「いいや、イエスは祭礼にはつれていかないよ、おれは、その方が賢明だと思っているんだ。あんな馬鹿な子をつれてってみなよ、神殿で大恥をかかされるにきまっているよ。友人や親戚の者が見て、あの馬鹿な子は一体誰なんだってきかれたら、何と答えりゃいいんだい」
「でもあなたの姉さんが言ってたわ。あの子は鳥のように賢く、ナザレの井戸のように思慮深いってね、測りしれないとも言ってたわよ」「笑わせるんじゃないよ。それはベタニヤの井戸のように水無しの井戸のことだろうよ。夏の終り頃に駱駝に水をのませようと井戸につれていって、1滴の水ものめず悲しませるようなもんだ。
あの子は本当に知恵なしもいいところよ、学校の先生が言ってたが、あの子は全然字も書けないというじゃないか。聖書もひとことも読めないなんて情無いやつだ。なんでも来週までに生徒の中から中央のお偉いさんがやってきたときに読んできかせる朗読者を選ぶんだそうだ。きっとトマスあたりが選ばれるんじゃないかって言ってたよ。
こんなにできる子をエルサレムに連れていかないてはないだろう。それにな、先生がとても心配していることは、イエスには相変わらず悪霊がとり憑いているから、あの子を旅にでもつれていったら最後、神殿の庭で悪霊が暴れだし大騒ぎになるかもしれないって言うんだよ」
「あの先生は腹黒い人だわ。そんなことあてにならないわよ。あの子が律法学者をやっつけたばっかしに、がんとしてイエスのことを受けいれないんだから」「とにかくイエスはな、聖書が全然読めないんだぜ!どの子もみんなそう言ってるぜ!」マリヤは内心とてもくやしかったが、やっつける材料がみつからなかった。
ィエスは仕事場の工具の上に柳のようにもたれかかり、暴風のようなヨセフの言葉に傷ついていた。その悲しみがマリヤにも伝わりとてもつらかった。トマスの快感とは正反対にイエスの悲しみは深かった。ヨセフは強情な夫であったから、そう簡単には折れなかった。そこでマリヤは賢い姉のマリヤ・クローパスのところに行って相談することにした。
(註1)イスラエル3大祭りのひとつ。ヘブライ語でPesach(ペサ)という。モーセの率いるイスラエル人をエジプトから救出するため、神はエジプト人の長子と家畜の初子の生命をうばい恐怖を起こさせたとき、イスラエル人は、屠殺した小羊の血を家の門口の両側の柱と鴨居とにぬり、自分たちは死をまぬがれた。殺して回る天使は、血を門口にぬった所を「過ぎ越した」ということから過越祭と名付け、エジプト脱出の記念として毎年春に祝うようになった。
「強制的に合体」これは支配霊バーバネル氏が強制的に僕という霊媒を使用するつもりという意味です(祈)†
皆さまは「死ぬのが怖い」ですか。それは間違いです。僕たち人間に「死」はありません。僕たち人間は【神】から神性の火花つまり個的存在を賜って永遠に個性を失わない存在となりました。それ以前は類魂に埋没する存在だったのですが、人間となった僕たちは物質界を離れて以降も霊界にて霊的表現媒体をまとって永遠の進歩向上の生活を続けるのです。霊界で生活している方々は、よほどどうしようもない理由でもない限り物質圏付近に降下しようとは思いません。霊界とは(もちろん上層界と下層界とでは天と地の差がありますが)よほどの極悪人、未熟霊でない限りは大抵の場合幸福な境涯に赴き、物質界生活時には想像もしなかった喜びにあふれた生活を味わって激しく心を撃たれます…続きを読む→
「扱いは不当だからです」霊団が使命遂行を前進させようとしない理由がこれです(祈)†
霊格がある一定以上まで高まると物質圏付近に降下する事さえできなくなるそうで、影響力を行使しようにもできなくなる、それで霊力に感応する僕のような人間に対して働きかけて間接的に仕事を前進させようとする訳です。霊界高級霊の方々は自分で最低界に降下して仕事をする事は基本的にできない(ごくまれに使命に燃えて肉体をまとって降下する神霊も存在するそうです、イエス様がその代表ですね)ですので霊力に感応する物質界の人間に仕事をやってもらう事になる訳ですが、僕の霊団に対する反逆ぶりを見ればお分かりのように、ああでもないこうでもないと文句ばかり言って高級霊の言う通りには動いてくれないものです。それで霊界側で作成した使命遂行ブループリントの全てを達成できず霊媒は帰幽し、残りの仕事は次の霊媒を見出してその人物にやらせるという事になるのですが、その霊媒が物質界に全くいないのです…続きを読む→
「奴隷の女の子、助けるつもりは全くありません」霊団を永遠に許す事はありません(祈)†
奴隷の女の子たちを助けてあげてしまったら、その人間の「罪障消滅」を遅らせる事になり、永遠の視点で考えた時、必ずしもその人間を助けてあげる事にはならないのだ。これは霊的知識としては理解しても、どうにもこうにも釈然としません。奴隷の女の子の存在を知らされずにいたのであれば「知らなかったのだから助けてあげられるはずもなかった」と言い訳もできますが、僕は霊団に奴隷の女の子の存在を徹底的に教えられてここまで使命遂行してきたのです。知らずに犯す罪より知っていて犯す罪の方が何倍も重い、と霊的知識にあります。奴隷の女の子たちが今こうしている間も「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁に四肢切断、強姦殺人され続けている事を知っていながら、助けようともせずその悪行を黙って見ているという霊団の考えには、何をどう頭をひっくり返しても賛同する訳にはいきません…続きを読む→
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