【8/19】霊界通信 イエスの成年時代 神と人間のはざまで 22 狼から羊をまもる
アサフは悶々と悩んでいた。自分の体が弱い上に、寒さと飢えを恐れていた。イエスは彼を叱って言った。「信仰のうすい者よ、この世は、神の善を疑う者に対しては何物も与えないのだ!しっかりするのだ!」
それでもアサフは心おだやかではなかった。その夜は、イエスが最初に訪れた家の門を叩くと、中に入れてもらい、食物にありつくことができた。次の日の夜は、アサフが見知らぬ家の門を叩くように言われたので、山の上の一軒家の門を叩いた。
すると彼が立派な上着を着ていたにもかかわらず、あっさり断られてしまった。その辺りは、実に寂しい所であり、アサフもくたくたに疲れていたので、地べたに座りこみ泣き出してしまった。その辺りには、野宿をするような場所がなく、おまけに雨が降りはじめてきた。
雨をよけるような木もなく、途方にくれていた。そこでイエスは、その一軒家の門を叩いた。その家の農夫に、泊めてもらえないかと頼むと、快く承知してくれた。イエスは、この農夫の善意を全面的に信頼して話しかけたからである。
その晩は、イエスの話をたくさん聞いて、農夫は大変喜んだ。あくる朝、妻は2日分の食糧を持たせてくれた。そして、よかったら、もっとここに居て欲しいと言った。しかしイエスは、すぐ出発し、どこかで羊を飼う仕事がないかと探して歩いた。
この辺りは、ぶどう畑とオリーブ畑ばかりで、羊は1匹も見あたらなかった。2人は更に南東の方向へ旅を続け、ついにヨルダン川の東に近い山岳地帯へやって来た。人けの少ない所で、ゴツゴツした岩山や、深い谷が累々と続いていた。
夜になると、ハイエナやジャッカルの叫び声が聞こえてきた。以前のアサフならば、とてもこんな所にはいたたまれなかっただろうが、イエスのもとで、まるで牧羊犬のように彼にくっついていた。まわりの岩山は、まっ赤な夕陽に照らされていた。
すると、羊の群れが崖からこちらに向かってやってきたので、イエスは羊の持ち主に雇って欲しいと頼みこんだ。その男は、ヨエルという名で、プリプリ怒りながらイエスのことを泥棒と思ったのか、手にしていた杖をふりあげた。
イエスはヨエルのもとから逃れ、アサフのところに戻ってくると、突然、岩山の陰から狼の鳴き声がきこえてきた。アサフは腰をぬかしてしまい、もう歩けないという合図を示した。1日が暮れようとしている山々の景色は、大小無数の岩がゴツゴツしたシワのように見えて、無気味であった。
アサフは殆ど失神していて、イエスの声は聞こえなかった。しかし、イエスが急に岩の間の細い道をよじ登っていくのをぼんやりと見ていた。イエスはさっきの羊飼いと何やら話していたかと思うと、散らばっていた羊を呼び集め、アサフのいるあたりまで誘導してきた。
イエスは言った。「このあたりで狼の鳴き声が聞こえたんだ!急いで羊を囲いの中へ入れよう!」そのとたん狼の恐ろしい声が響いてきた。羊飼いは、もみ手をしながら言った。「このあたりはいつもこうなんだ。泥棒、野獣、悪霊がゴロゴロしている地獄なんだから」
イエスは羊飼いをどやしつけた。「羊がうろうろしないうちに羊を呼び集めるんだ!おまえは羊の名前を呼んで早く安全な所へ連れて行くんだ!」「いやなこった!それよりも一緒に逃げようじゃないか!」
「羊飼いのくせに羊を見殺しにするやつがあるか!」「おれはこいつらの奴隷じゃないんだ」「とにかく羊を呼び集めなさい!」「おれは雇われた者だから、こいつらと一緒に殺されるのは真っ平ごめんだ!」
そのときアサフは、2匹の狼が岩陰にいるのを見て、地上に身を伏せた。金で雇われた羊飼いは、羊をすてて山の方へと逃げてしまった。2匹の狼は、ここぞとばかり岩を飛び越え、羊の方へ向かって行った。
イエスは羊の名前を知らなかったので、口笛を鳴らし、鳥のような美しい音を奏でたので、羊は頭をもたげ、イエスの後についていった。イエスは手早く囲いの所までつれていき、1匹ずつ中に入れた。
後ろを見ると、3匹の羊が草むらの中で震えていたので、やっとのことで2匹までは囲いの中に入れることができた。しかし最後の1匹は、すでに狼に囲まれていた。イエスは、手にした牧杖で1匹の狼を叩いたが、他の狼はイエスの肩に飛び掛かり、イエスを地上に倒してしまった。
2匹の狼とイエスはしばらくもみ合っていた。イエスの体からは血と汗がしたたり落ちていた。イエスは狼が狙っていた羊の方へヨロヨロと歩み寄った。狼は再びイエスに襲いかかり、イエスを地上に投げ飛ばしてしまった。
この様子を見ていたアサフは立ち上がり、恐怖心もどこかに吹っ飛んでしまい、長年の間口がきけなかった彼の口が開かれ、しわがれ声で叫び続けた。アサフは無我夢中で石をひろいあげ、狼めがけて投げ付けた。
びっくりした狼は谷間に向かって逃げて行った。アサフは気絶して倒れているイエスのもとへかけより、助けようとしたとき、蚊の鳴くような声でイエスが言った。「傷だらけの羊を介抱してくれ!早く囲いの中へ入れてやりなさい!」イエスは再び気を失った。
10年ぶりに霊団が「法悦の霊力」をごく弱く降らせてきました。説明してみましょう(祈)†
霊関連書籍「コナンドイルの心霊学」の中で、物質界生活中のイエス様の事を「罪深き人間を赦し」と表現しています。霊団がやっているのはこれと同じだと言えなくもないのかも知れませんが、イヤやはりそれもおかしい、そもそもコイツら(霊団)が僕に教えてきたんだから。許すなら最初から教えてこなければよかっただろ、霊団は僕より僕の性格を知っています。僕の性格は「1歩も退く気はない」です。その僕の性格を計算に入れて僕に「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体および、奴隷の女の子ももちゃんのSOSを教えてきたんじゃないのか。僕なら脅迫に屈せずにこの仕事をやり切ってくれると思ったから僕にコレをやらせたんじゃないのか…続きを読む→
「私たちは始まっている頃に殺されました」何と「100の光の霊団」に関するメセです(祈)†
【神】から神性の火花を賜って個的存在を獲得した僕たち人間は「永遠の存在であり死はありません」僕たち人間は物質界生活後も霊界で霊的表現媒体をまとって永遠に生き続けるのです。その永遠の人生の中のホンの一瞬である物質界生活中に善いおこないをするか悪いおこないをするかによって、その後の人生に天と地ほどの差が生じます。皆さま、このふたりの人間、どちらが【かしこい】と思われますか。先ほど、王の生活をうらやましいと思う事が、霊的知識の無知から導き出される愚劣の極致の発言と書きました。近視眼という事です。どちらの人生が僕たちの歩むべき人生だと思いますか。もっと言いましょう【神】は僕たち子等に、どちらの人生を歩んでもらいたいと望んでおられると思いますか…続きを読む→
■アナログ絵341、ストーリー前半3ページUP。アッシジの聖フランチェスコ氏です(祈)†
まず今回(勝手に)登場させてしまいました「アッシジの聖フランチェスコ氏」ですが、ハッキリ言って似ていません。って、それを言ったら僕が描き続けているイエス様、ヨハネ氏も似てません。似せて描ける訳がありませんから僕風に「多少現代風なキャラとして」描かせて頂きました。で、ググるとアッシジの聖フランチェスコ氏は、小鳥に説教したり、手に止まったセミに「主を褒め称えよ」と言ったらセミが歌い出した、などの伝説があるそうで、それらを参考にしてユキ(僕が以前飼っていた白文鳥)と絡める形で軽いストーリーを描かせて頂きました…続きを読む→
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