【9/22】霊界通信 イエスの成年時代 神と人間のはざまで 46 総督ピラトの対応
アリマタヤのヨセフという金持ちがいた。彼もユダヤの議員の1人で、ひそかにイエスの弟子となっていた。彼は、緊急議会で再三にわたり、イエスの弁護をした。議会が閉会になってから、彼はその足で総督ピラトの所へかけつけた。ピラトは、彼の親しい友人であった。
ときはすでに夜が明けていて、ピラトは目覚めていた。ピラトは、ユダヤ人の不穏な動きに頭を悩ませていた。そこへヨセフがやってきたので、渡りに舟と部屋に案内した。もしかしたらヨセフから解決の糸口を引き出せるかもしれないと考えた。
ヨセフは、うちとけて何もかも話した。これは、パリサイ人と祭司たちの策謀によるものであることを説明した。それは、イエスが彼らの偽善にみちた悪業ぶりを直言したからであると言った。更にヨセフは、イエスが民衆に語りかけた新天地に関する説教のことを説明した。
金も税金も要らない王国、即ち神の愛によって運営される王国をつくる話のことである。ピラトは笑いながら言った。「詩人の夢だね。それは、この世では不可能だよ」ピラトは溜め息をつきながら言った。
「この世で大事なことは、厳正な正義が実際に行われることだ。ローマはそれに重点を置いているのだ。詩人がその役目に手をつければ、たちどころに国は崩れてしまうだろうよ。
でも、わしはその預言者に少なからず興味を持っているのだ。ローマの裁判は、夢を描く人物を守り、保護する義務を持っている。我々のやり方は、偽善や利己主義によって真実をまげるようなことはしないからね」
ピラトの言葉によってヨセフは勇気づけられた。ヨセフは、同胞の権力者が真実をまげているだけではなく、大ぴらにふみつぶしていることを深く悲しんでいたからである。
イエスが眠っている間に、パリサイ人と律法学者は協議を重ね、相談がまとまった。彼らは総督ピラトにイエスを渡し、十字架にかけさせようという内容であった。そこで大勢の人間がピラトの所におしかけ、カヤパの前で言った嘘の証言を何度も繰り返して訴えた。
「総督ピラト閣下!このままに放置されますと、奴は国中を堕落させてしまいます。シーザへの税金も払うなと言ってます。イエスは反乱の張本人なのです。奴は自らメシヤと称し、王であると豪語しているのです」
総督はイエスに尋ねた。「あなたはユダヤの王ですか?」「おっしゃるとおりです。でも私の王国は、この世のものではありません。霊界に在る王国なのです」「霊界に在る王国とは、詩人の夢よりもすばらしいものでしょうね」
ピラトは、ひどく疲れていたけれども、イエスに好感を持つようになった。イエスの方が、体制の賢者よりもずっと頼もしく感じられた。長老たちはじっとピラトの返答を待っていた。ピラトは彼らに言った。「この人には何の過ちもないではないか!」
彼らはますます興奮して絶叫した。「奴はみんなを引っ掻きまわしているんです。ガリラヤで引っ掻きまわし、ユダヤじゅうを攪乱しているんです。奴は至るところでシーザの権威をふみつぶしているんですよ!」
ピラトは顔をしかめながら尋ねた。「この人はガリラヤ出身なのか?」「そうです。ナザレ人です」ピラトは思わぬ言葉を耳にしてギクリとした。皇帝シーザのことにふれたからである。それで彼は早速、法的管轄の責任者であるガリラヤの王ヘロデのもとへ送り込むように命令した。
ヘロデはとても喜んだ。ヘロデは、かねてからイエスに会いたいと思っていたからである。イエスの名は、ガリラヤで奇跡と名説教家として知れ渡っていた。しかし、どんなことを質問してもイエスは何ひとつ答えようとしなかった。
大祭司や律法学者たちは、イエスが自らをユダヤの王と称していることで、いきりたっていた。彼らの権威が踏みにじられたという訳である。しかしヘロデ王は、ピラトと同じようにイエスの霊的側面にひかれていた。ヘロデ王は、ピラトよりもイエスのことに関しては多くを知っていた。
イエスがどんなに素晴らしい奇跡を起こしたか、真理についていかに多くのことを語ったかを知っていた。それでヘロデ王は、何とかイエスの命を救おうとして、わざとイエスのことを気狂い扱いにし、十字架刑に処する値打ちもないと言い張った。
そこでヘロデ王は、イエスに紫色の衣を着せ(王の制服)、神の子イエスに深々と会釈をして、偽りの敬意を払うように命じた。
ヘロデ王は、ひそかにピラトのもとへ使者をつかわし、このナザレ人は祭司たちの妬みをかって、不当な扱いを受けていると伝えた。この2人は、すっかり仲良くなり、なんとかイエスを救ってやりたいと願っていた。一方は預言者と称し、他方は夢見る詩人と称しながら。
「私は確信をもって今の時代に役立つと思います」シルバーバーチ霊の思念と思われますが(祈)†
僕もこれまで果てしなく霊的知識をお勉強し続けてきて、霊言を降らせる事の重大性は十分すぎるほど理解していますから、シルバーバーチ霊の言葉に反対を表明するほど愚かではありませんが、霊界にはウソというモノが存在しません、僕の心の中など霊団およびシルバーバーチ霊には全て丸見え筒抜けですからあえて正直に書かせて頂きますが、ハッキシ言ってもうウンザリなんですよ。霊性発現(2012年6月)から一体どれだけの月日が流れていますか。この10年以上、霊団はひたすら口だけをピーチクパーチク動かし続けてきましたが物的状況には一切変化はありません、さも今動く、今変わる的な事を延々言われてその通りにしてきてハッとうしろを振り返ってみたら最低最悪の場所にただ閉じ込められ続けただけだった。僕が霊団に対して抱いている怒り憎しみの念はもはやただ事ではないレベルになっているのです、長年の蓄積があるからです…続きを読む→
「自分を霊媒にする事を考えるのです」僕は書籍テキスト化に全力を尽くします(祈)†
「サークルメンバー問題」についてお話しますが、交霊会は霊媒ひとりではおこなえません。上記に説明したように低級霊のジャマが入りますのでそのジャマを排除せねばなりません。そこで必要になるのが「サークルメンバーつまり霊的仕事をおこなうためのある一定レベルの資格を有した数名の人間から抽出したエクトプラズム」なのです。サークルメンバーからエクトプラズムを抽出し、そこに霊界から持参した成分をミックスさせて、低級霊を締め出す「防御壁」のようなモノを拵えるのだそうです。その防御壁がなければ霊媒は低級霊のオモチャにされてしまうのですが、霊団が言うには僕という霊媒の交霊会ではその防御壁がしっかりしているので「邪悪が入る余地はない」のだそうです…続きを読む→
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