【9/23】霊界通信 イエスの成年時代 神と人間のはざまで 47 ユダの遺書
イエスが逮捕された直後に、ユダは大祭司の会計係りから約束の銀30枚を受け取った。これで夢が実現するものと狂喜したユダは、早速バラバを釈放するために獄吏のところへ走った。獄吏はすでに町へでかけていなかった。町へ行ってみると、とんでもない噂が流れていた。
彼らの1人がユダに耳打ちした。「もう金なんか要らないよ。祭司たちが直接バラバの釈放をピラトに願い出ているんだそうだ。こないだまでは、バラバは英雄だともてはやしていたんだが、ある筋の話によると、ローマの兵隊がバラバの手足をもぎ取ってダルマにしちまったそうじゃないか!
そんな役たたずをピラトがくれたってなんにもなりゃしねぇぜ!ひでえもんだよ!今じゃ、みんなぶるっちゃってね、イエスどころじゃないんだよ。それにさ、パリサイ人が金をばらまきやがって、イエスの悪口を言わせるんだから、たまったもんじゃねえよ。
あんなキリストなんかいるもんかって言ってるぜ!イエスがつかまったときなんか、奇跡のきの字も起こらず、天使にまで見放されちまったんだから、しょうがねえさね」
ユダは気狂いのようになってエルサレムじゅうを歩き回り、あらゆる情報を集めた。ついにユダはバルークのところへ行った。彼は大祭司の下僕と一緒に待ち受けていた。バルークは悲しげにバラバの不首尾を嘆いてみせた。ユダはもどかしそうに尋ねた。
「うちの先生はどうなったんですか?」「大祭司カヤパが彼を死刑にするためにピラトの所へ送り込んだのだ。平和を強調していた奴のことは、もういいかげんに忘れたらどうなんだね」
これを聞いたユダは、頭に血がのぼり、わめきだした。バルークが彼に言った。「イエスっていう奴は、ずいぶん臆病なんだってね。ペテロが剣をぬいて戦おうとしたのに、それを止めさせたそうだ」
ユダはうなるように言った。「だけど、彼は神の子じゃないか!なんだって神の天使すら現れなかったんだ!どうして神の子が見捨てられちまったんだ?」「奴は、ただの人の子だったのさ」「ただの人だって!」
ユダは、大声をはりあげながらバルークのもとから飛び出していった。そのときから、ユダはイエスがキリストであることを信じなくなった。ユダはわめきちらした。「おお!なんてこった!そういえばイエスが言ってたっけ、『この者は生まれてこなければよかったのに』と」
ユダはその足でアンナスの家へ急いだ。アンナスは数人のパリサイ人と楽しそうに話していた。民衆がどうやらイエスの死を望んでいることを耳にしていたからである。ユダは彼らの間に割り込むようにしてアンナスの前に立った。頭もさげず、怒りをこめて銀30枚をアンナスの足元にたたきっけた。
「私は汚れ無き人を裏切ってしまった。おまえはその代償を返せ!」アンナスは言った。「わしたちには何の関係もないこった!」アンナスは下僕に命じて、ユダをその場からほうり出してしまった。ユダは大声で祭司たちを呪い続けた。
ユダはバルークのところへ行き、1通の手紙を手渡してから、どこかへ消えて行った。その中には次のように書いてあった。
<僕は、師イエスを心から愛していた。他のどの弟子よりも深く愛していた。ペテロやヨハネよりも愛していた。誰もイエスのために生命を捧げようとはしなかった。みんな安全な所へ逃げてしまった。僕の命をイエスに捧げよう。イエスのいないこの世は僕にとって砂漠と同じだ。彼がただの人であっても、僕は愛している>
彼の遺書であった。その夜、群衆がバラバの救済とイエスの死を求めて叫んでいる頃、イスカリオテのユダは、エルサレムから離れ、寂しい所で首を吊り、自殺した。バルークが彼の死体をみつけ、銀30枚で陶工の土地を買い、埋葬した。銀30枚は、まさに彼の血の値いとなった。
「どっちが勝つ?」このような近視眼の判断をしないよう神の因果律を正しく理解しましょう(祈)†
神を侮るべからず。己の蒔きしものは己が刈り取るべし(ガラテア6・7)神の摂理は絶対にごまかされません。傍若無人の人生を送った人間が死に際の改心でいっぺんに立派な霊になれるとお思いですか。魂の奥深くまで染込んだ汚れが、それくらいの事で一度に洗い落とせると思われますか。無欲と滅私の奉仕的生活を送ってきた人間と、わがままで心の修養を一切おろそかにしてきた人間とを同列に並べて論じられるとお考えですか。“すみませんでした”の一言で全てが赦されるとしたら果たして神は公正であると言えるでしょうか…続きを読む→
「イエスからの贈り物」これは帰幽後のお話で物質界人生は最悪という意味なのです(祈)†
これはまるでイエス様からの、アキトくん、ここまでよくやった、おつかれさま、という終了宣言のように聞こえます。そんな事でいいんですか、あなたたちのやる気はそんなもんですか、しょせんあなたたちは霊界上層界の人間であり、最低界である物質界がどうなろうと知った事ではないという事ですか。物質界と霊界上層界はつながっていて、物質界の無知が霊界に反映されるようになってしまって「このままでは大変な事になる、何としても大胆な手段を講じて物質界に霊的知識を普及しなければ」という事になってスピリチュアリズムを勃興させたのではないのですか…続きを読む→
「何とでも作って頂いて結構です」絶版した霊関連書籍の復刊を許可する思念ですが…(祈)†
霊団は僕が殺されないように防御しているようだが、それはつまり「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁を滅亡させる事に全然本気ではないという事になる。奴隷の女の子の存在を「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁と同じ「視点外し」という手段を駆使してまで忘れさせようとしている、つまり女の子たちを完全に見殺しにするつもりでいる。支配霊バーバネル氏は僕という霊媒を使うつもりでいるようだが、僕はもう全く信用しておらず「絶版した霊関連書籍の復刊」の作業に本腰を入れる事となった。復刊が霊的知識普及のベストルートだと信じる。…続きを読む→
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