【1/26】霊界通信 ベールの彼方の生活 1巻 「天界の低地」篇 4章 霊界の大都市 1 カストレル宮殿

1913年10月17日 金曜日

前回のあのお気の毒な女性 – 今は十分祝福を受けておられますが – をお預けするホームへまだ到着しないうちから私はもう1つの使命を思い出しました。そこから遥か東方にある都市まで行く事になっていたのです。

あなたはまた“東”という文字を書き渋っているけど、私たちはその方角を東と呼んでいるのです。と言いますのは、こちらへ来て初めてイエス様の御姿と十字架の像を拝見したのがその方角だったのです。その方向にある山の上空は今も明るく輝いております。私にはそれが地上の日の出を象徴しているように思えてなりません。

さて私たち5人はその山の向こう側にある都市を目指して出発いたしました。出発に先立ってよく道順をお聞きしておきました。上の方のお話ではその都市の中央には黄金色のドームを頂いた大きい建物があり、その都市の中心街はコロネード(列柱)で囲まれているとの事でした。

初めは徒歩で行きましたが、あとは空を飛んで行きました。歩くより飛ぶ方が難しいのですが、飛んだ方が速いし、それに場所を探すのには空から見た方が判りやすいという事になりました。

やがてその都市の上空に来て目標のドームを見届けてから正面入口めがけて着陸し、そこから本通りへ入りました。本通りはその都市のど真ん中を一直線に横切っており、その反対の端の裏門から出るようになっています。

その幅広い通りを境にして両側はとても敷地の広い、宮殿のような建物がズラリと並んでおります。そこはその地域一帯を治められる高官の方が住んでおられ、そこが首都になります。畑仕事に精を出している光景も見られます。また建物が沢山見えます。

一見して住居ではなくて別の目的をもっている事が判ります。やがてコロネードで囲まれた中心街に出ました。さすがに建物も庭園もそれはそれは見事なものでした。どの建物にも必ずその建物に相応しい色彩とデザインの庭園がついております。

それらを見て歩きながら、この辺で待ち合わせて下さると聞いていた方からの合図を気にしておりました。こうした場合には連絡が先に届いて待ち受けて下さっているのです。歩いていくうちに、いつの間にか公園のようなところに入りました。

とても広い公園で美しい樹木が程よく繁り、所々に噴水池が設けてあります。それ以外は一面緑の芝生です。その噴水が水面に散る時の音はメロディと言えるほど快く、またそれぞれの噴水が異なったメロディを奏でており、それらが調和して公園全体を快い音楽で包んでおります。

その噴水にある細工を施すと得も言われぬ霊妙な音楽が聞けるとの事です。その細工を施すのは度々ではないのですが、時折行われますと、その都市に住む人はもちろんの事、ずっと郊外の丘や牧草地帯に住んでいる人までが大勢集まってくるそうです。

私たちが行った時は素朴な音楽でしたがそれでもそのハーモニー、その快さは見事でした。暫くその公園の中を散歩しました。とても心の安まる美しいところです。芝生に腰を下ろして休んでいますとそこへ1人の男性が優しい笑みを浮かべて近づいて来ました。

私たちを迎えに来られたのだという事はすぐに判ったのですが、お姿を拝見して私たちとは比較にならぬほど霊格の高い方である事が知れましたので暫くは言葉が出ませんでした。

– どんな方ですか。出来れば名前も教えて下さい。

そのうちお教えしましょう。焦る事が1番いけません。こちらの世界では“焦らぬように”という事が1番大切な戒めとされているほどです。焦ると判りかけていたものまで判らなくなります。その天使様はとても背の高い方で、地上でいえば7フィート半は十分あったでしょう。

私は地上にいた時より背が高くなっていますが、その私より遥かに高い方でした。その時の服装は膝まで垂れ下がったクリーム色のシャツを無造作に着ておられるだけで腕も脚も丸出しで、足には何も履いておられませんでした。私は今あなたの心に浮かぶ疑問にお答えしているのですよ。

帽子?いえ無帽です。髪型ですか。ただ柔らかそうな茶色の巻き毛を真ん中で左右に分けておられるだけで、それが首の辺りまで垂れ下がっておりました。頭には幅の広い鉢巻のような帯を締めておられましたが、その帯は金で出来ており真ん中と両側に1つずつ宝石が付いておりました。

また胴にはピンクの金属で出来たシンクチャーを締めておられましたが、何も飾っていない丸出しの手足からも柔らかい光輝が発しておりました。これらは全部その方の霊格の高さを示しておりました。

お顔は威厳に満ちていましたが、その固い表情の中にも言うに言われぬ優しい慈悲がにじみ出ており、それを見て私たちの心に安心感と信頼心が湧いてきました。また尊敬の念も自然に湧いて来ました。

やがて天使様は私たちの波長に合わせている事がすぐに判るような、ゆるやかな口調でこう言われました。ゆるやかでもその響きの中に心に沁みわたるものを感じ取る事ができました。「私の名はカス…」いけません。

名前は私の弱点のようでして、地上へ降りて来るとどうも名前を思い出すのが苦手です。そのうち思い出すでしょう。とにかくご自分のお名前をおっしゃってから、こんな事を言われました。

「私の事は既にお聞きになっておられると思います。やっとお会いできましたね。では私の後に付いて来て下さい。さっそくあなた方をお呼びした目的をお話いたしましょう。」

私たちは言われるまま天使様の後から付いて行きましたが、その道すがら気軽に話しかけられるので、いつの間にかすっかり気安さを覚えるようになりました。

天使様といっしょに通った道は公園を出てすぐ左手にある並木道でしたが、やがて別の公園に入りました。入ってすぐ気づいたのですが、そこは私有の公園つまり公園と言ってもよいほど広い庭園という事です。真ん中にはそれはそれは見事な御殿が建っていました。

一見ギリシャ風の寺院のような恰好をしており四方に階段がついております。よほど偉い方が住んでおられるのだろうと想像しながら天使様の後についてその建物のすぐ側まで近づきました。近づいてみてその大きさに改めて驚きました。

左右の幅の広さもさる事ながらアーチ型の高い門、巨大な柱廊玄関、そして全体を被う大ドーム。私たち5人はただただその豪華さに見とれていました。黄金のドームを頂いた大きな建物と聞いていたのはその建物の事でした。近づいて見るとドームの色は黄金色でなく少し青味がかっておりました。

私はさっそくどんな方がお住みになっておられるのかお聞きしてみました。すると天使様はあっさりとこう言われました。

「いや何、これが私の住居ですよ。地方にも2つ私宅をもっております。よく地方にいる友を訪ねる事があるものですから。それではどうぞお入り下さい。遠路はるばるようこそいらっしゃいました」天使様の言葉には少しも気取りというものがありません。

“気取らない”という事が霊格の偉大さを示す1つの特徴である事を学びました。地上でしたらこんな時には前もって使いの者が案内して恭々(うやうや)しく勿体ぶって拝謁(はいえつ)するところでしょうが、この度はその必要もないので全部省略です。もっとも必要な時はちゃんとした儀式もいたします。

行うとなれば盛大かつ厳粛なものとなりますが、行う意味の無い時は行われません。さて、カストレル様 – やっと名前が出ましたね。詳しい事は明晩にでもお話致しましょう。あなたもそろそろ寝まなくてはならないでしょう。ではおやすみ。

「物質界での評価を見て我慢がなりません」強姦殺人魔の洗脳を撃ち破らねばなりません(祈)†■2023年9月6日UP■
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イヤ、コイツらは暗黒の底どころかインペレーター霊の仰る「個的存在消滅」も十分あり得ると思います。その、暗黒決定の人間が、物質界という閉じた世界の中で威厳がどうとか、自分が偉いとか言っている事がどれほど愚かな事か。宇宙全体から見た時に自分という存在がいかに陳腐で取るに足らない存在であるかという事を何も分かっていない。まさに「無知ほどこわいものはない」なのです。こんなたとえをしたらミミズちゃんに申し訳ないですが、泥の中でうごめいているミミズちゃんの中の1匹が、他のミミズちゃんに向かって「俺はお前たちより偉いんだ」と言って自慢しています。その泥の中で起こっている出来事を人間は何も知らずその泥土をまたいで歩き去っていきます。「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の言っている事はまさにこのミミズ1匹の言葉と同じなのです。上(霊界上層界)が何も見えていない愚か者という事です…続きを読む→
「じゃあねー♪」霊団が僕から離れるのだそうです、別にそれでイイですけど(祈)†■2023年9月27日UP■
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「進化とはなかよしの事」深いインスピレーションですが僕には耳が痛いですね(祈)†■2023年10月18日UP■
「進化とはなかよしの事」深いインスピレーションですが僕には耳が痛いですね(祈)†
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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†