【9/21】霊界通信 イエスの成年時代 神と人間のはざまで 45 大祭司カヤパの裁判

イエスが逮捕された夜、パリサイ人は緊急議会を招集し大祭司の官邸に集まった。大祭司カヤパがまず口火をきった。「我々は、このナザレ人を正しく取り調べなくてはならない。無実なものを罰するわけにはいかないのである」

たてまえはじつに立派であった。長老たちはみんな大祭司の言葉を褒めたたえた。イエスが真ん中に立たされると、縄がとかれた。それでイエスはやっと真っすぐに立てるようになった。長老たちは豪華な衣服を身に着け、仰々しい太い帯をしめていた。

イエスが立ち上がると、彼の魅力に圧倒された。大祭司は、ごく低姿勢にイエスの吟味を始めた。イエスは堂々と答えて言った。「私は、毎日神殿で丁寧に教えてきました。そのときは誰も私を捕らえませんでした。どうして同じことを何度も聞くのですか?」

そのとき1人の獄吏がイエスの顔をたたいて言った。「大祭司にちゃんと答えられないのか、なんだ、その態度は!」カヤパは手荒な行為をたしなめ、証人を喚問した。

イエスに恨みを抱いているパリサイ人で、金で買収された証人が立ち、うその証言を並べたてた。これらの証言によれば、イエスは若者たちを煽動して武器を与え、シーザに逆らうために、アントニア砦とシロアムの塔を占拠させ、自らをユダヤの王と称えているとのことであった。

更にイエスは、革命の指導者として、殺人や虐殺を容認している冷酷な人間であるとのことであった。1人の正直なパリサイ人で、ヨセフという者が発言した。

「獄中ですべてを自白したバラバの言葉によれば、反乱の真犯人は、バラバとヨナとの12人であるとのことです。イエスは平和を愛する者であるとも証言しています。私もその証言は本当であると思います。仲間のパリサイ人たちが、先日イエスに直接会って質問したことがあります。

そのときイエスは「シーザのものはシーザに、神のものは神にかえしなさいときっぱり答えているのです。どちらかといえば、イエスは我々パリサイ人の言動について批判をしているのであって、なんら死にあたるようなことは言っておりません!」

この発言を聞いていた他の議員たちは、顔をしかめながら、ぶつぶつ言っていた。大祭司カヤパは、手をあげて静かにするように制した。偽りの証言は、次第につじつまがあわなくなり、カヤパをいらだたせた。イエスは平静に構えていた。

いよいよカヤパの義父にあたるアンナスの出番がやってきた。彼はうその証言が出つくしたところで、用意しておいた二人の証人を手招きして、大祭司の前に立たせた。1人の証人は、イエスが神殿の門前で商人たちを蹴散らしたときの模様について語った。

その証言によれば、イエスは門前で乱暴を働いた直後、若者たちをそそのかして2つの要塞を占拠させ、表面では平和愛好家のようなことを言ってしらばくれている、何と言っても許せないのは、「この神殿を滅ぼしても、3日以内に再建してみせる」と豪語している、とのことであった。

2人目の証人は、ごく手短にイエスが語ったことについて紹介するだけであった。このことについて大祭司が責めたてても、イエスはひとことも答えなかった。室内の空気は騒然となり、怒りの声が渦巻いていた。次第にひそひそ話がかわされるようになり、いつしか、イエスを死刑に処する要求へと変わっていった。

アンナスはカヤパと何やらひそひそ話をしていたが、急に大祭司カヤパは立ち上がり、イエスをにらみつけながら叫んだ。「生ける神の御名においてわしに答えてみよ!おまえは、神の子、キリストなのか?」

「そのとおりです。人の子は神の右に座し、天の雲にのってやってくるのを見るでしょう」イエスのこの言葉にみんなは絶句した。大祭司は自分の着ていた衣を裂きながら叫んだ。

「こやつは神を冒涜しおった!これ以上何の証言も要らんわい!どうだ、みんな聞いたか?」一同は立ち上がり、口々に彼をののしって叫んだ。「奴は死刑だ!」

ずる賢いアンナスはカヤパの耳元でささやいた。カヤパは立ち上がり、厳粛な法律の定めについて説明した。それは、国の最大の祭り、過越祭のときに人を殺してはいけないことになっていると言った。カヤパの言うとおり、大きな祭りが目のまえに迫っていた。

1人のパリサイ人が野獣のようにイエスに襲い掛かり、イエスを殴りつけ、顔につばきをかけた。こぶしで体をたたきながら叫んだ。「おい!イエス!おまえが預言者なら、おれが何という名かあててみろ!」

イエスは相手のなすがままにしていた。大多数の者は、毅然としているイエスの気高さに圧倒されてシーンと静まった。イエスの顔からは血が床下にしたたっていた。カヤパは、不作法な長老の仕草に顔をしかめていた。

カヤパは再びイエスを縄にして議場から出した。イエスは『我が父、我が神よ』と祈っていた。朝方になって、1人の護衛がつぶやいて言った。「この方の寝顔は、とても冒涜者には見えない。汚れのない方だ」

■2019年9月20日UP■
「意味がスッゴイあった事になりますよ」「何でもかんでも止めたかった」アリ?やっぱり帰幽のメセなのか?(祈)†
これもホコリ(物質界)を振り払って守護霊様と共に霊界上層界での進歩向上の生活に突入する、さらに部屋をホコリまみれに、というのも「もう物質界には戻らない」完全なる出発で、もう地上圏との関わりが断たれる、という風にも読めます。えー幾度となく公言していますように僕は「帰幽カモン」です…続きを読む→
■2020年4月15日UP■
TrailMovie “処刑遊び"について、深いレイヤーまで掘り下げて徹底的に解説してみようと思います(祈)†
この悪魔4人に取り囲まれて誰も助けてくれる人もなく、いくら泣き叫んで懇願しても聞いてもらえず、悪魔4人は喜びながら笑いながら自分の手足を切ってくる…この奴隷の女の子の心境、そして絶望はどれほどのものでしょうか。女の子を恐怖と悲しみと絶望の底に叩き落とす事に最大級の喜びを感じる天皇一族男子(明仁、徳仁、文仁、悠仁)は間違いなく【人間ではない】と言い切る事ができます…動画を見る→
■2020年6月3日UP■
TrailMovie"日本の象徴に殺されるの感謝しろ"アナログ絵113で霊団から賜った"お墨付き"について(祈)†
僕の思念に合わせる形で霊聴に声を響かせてきたり(そうする事で僕が意味を理解しやすくなるのです)霊視にイメージや映像を流してきたりするのですが、そのとき僕は、天皇一族が奴隷の女の子を殺す時のシチュエーションについて考えていました。そして天皇一族の性格からしてきっと「日本の象徴に殺されるの感謝しろ」みたいなセリフを殺す女の子に向かって言っているに違いないと思念を抱いたのです。すると次の瞬間、霊団から、僕の霊聴に高く柔らかく響く【ホールインワン】というインスピレーションを賜ったのです…続きを読む→

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†